2020年01月05日
愛用フライロッドの履歴 ③ アキスコ(AXISCO) パックロッド GF764-6とGF805-6
アキスコ(AXISCO) パックロッド6ピース GF764-6とGF805-6

「アキスコ(AXISCO) パックロッド6ピース GF764-6(下) と GF805-6(上)」

「アキスコ(AXISCO) パックロッド GF764-6 (7.6フィート 6P 4番)」

「アキスコ(AXISCO) パックロッド GF805-6 (8.0フィート 6P 5番)」
恵庭市近郊での釣りができなくなると 私はフライロッドを替え他の川へ・・・
フライロッドはアキスコ(AXISCO) パックロッド6ピース GF764-6とGF805-6。
(注 : 私が購入したロッドには製品番号(品番?)などの記入はなく
今と照らし合わせるとGF764-6およびGF805-6と思われる・・・・)
このアキスコ(AXISCO)のパックロッド、 リールシートはアップロックでグリップはハーフウェル
6ピースながら非常に扱いやすかったと記憶している(・・・私の好みでもある)。
この頃、国産のパックロッドで6ピースなんていうのも珍しく
他にはアーティストの4ピースくらいではなかったろうか。
また 使用するにあたって特に気に入っていたものがある。
それはジョイント(フェルール)の部分に白い点jが付いていてそれを目安につなげると
スネークガイドが綺麗に並ぶというものだ。
なんとも便利なものだった。

「目印の白い点を合わせると スネークガイドが一直線に・・・・」
そんなお気に入りのパックロッドも4~5年ほど使用するうちに・・・・

「アキスコ(AXISCO) パックロッド6ピース GF764-6(下) と GF805-6(上)」
私の使い方が荒いのか 私の使用に耐えきれず2本とも逝ってしまった。
もっとも、最初にGF764-6が使用不能になった時点で新しいロッドを入手したが・・・・・
その頃の釣り場といえば・・・・
恵庭市近郊での釣りは(新)道道117号恵庭岳公園線の工事の開始でR川はだめ・・・・
I 川の方も(旧)道道恵庭岳公園線の閉鎖にともない足が遠のいた。
・・・で メインとなったのが鵡川や空知川、沙流川およびその支流 そして夕張川水系。
「二枚とも5年前の鵡川の写真だが 私が通い始めた頃とそう変化はなかったと思う」
国道274号、通称「樹海ロード」と呼ばれる穂別町福山~日高町日高間が開通したのは
平成3(1991)年9月、それ以前の鵡川は釣り人もかなり少なくそれなりに楽しめた。
また、道道610号(旧)も閉鎖されておらずけっこう通ったものだ。
「この3枚も5年前の写真で 8年ぶりで訪れた時の夕張川水系PM川だ」
ここはシューパロ湖に流れ込む夕張川水系のPM川。
シューパロダム本体工事の本格化とその後の林道整備もあり この川からも足が遠のいた。
因みに、ダムの工事が始まったのは2005年、2014年3月から試験湛水に着手し
2015年3月には完成した。
・・・・で、5年前(2015年)に8年ぶりのPM川釣行となった。
「これも5年前の沙流川水系U川、この時も昔と変わらぬ流れが・・・・」
この沙流川水系U川にもよく通った。もちろん狙いはオショロコマ。
ロッドはアキスコのパックロッドGF764-6 4番、時折キラクのブラックマジシャンも・・・・
これら以外の河川では空知川や日勝峠を越えて佐幌川やその支流P川、
もう少し足の延ばして札内川などにもよく出かけた。
もっとも、アキスコのパックロッドGF805-6 5番を破損し 新しく買ったロッドのため・・・・
なんていう理由もあるのだが。
次回はそのロッドたちを紹介しよう。
Posted by mmc1282 at
21:29
│愛用フライロッドの履歴
2019年12月22日
愛用フライロッドの履歴 ② キラク ブラックマジシャン BM-T-858
キラク ブラックマジシャン BM-T-858 (8.5フィート 4/5番 8ピース)

「キラク ブラックマジシャン BM-T-858」

「ブラックマジシャン BM-T-858の"T (テレスコピック)が強調されている」

「BM-T-858 (8.5フィート 4~5番 8ピース)」
私はフライフィッシングを始めた当初からパックロッドにこだわっていた。
最初のフライロッドであるハーディ スマグラーデラックス5番 7番 然り・・・
次に買ったこのフライロッド ブラックマジシャン BM-T-858 もそうだ。
ただこのテレスコピックと呼ばれる振出しのフライロッドには驚いた。
なんせ フライを始めた頃、フライロッドは2ピースが当たり前、
パックロッドとなると極めて少なく ましてテレスコピックは皆無だったのだ。
そんな中で見つけたのがキラクのブラックマジシャン BM-T-858。
私は何の迷いもなくそれを購入した。
(今ではそれも昔の、昔の、昔の話・・・・・)

「最初のロッド(下)はティップを折りガイドリングを紛失・・・」

「いずれ 修復しようと思っていたのだが・・・・」
最初のBM-T-858はティップを破損しガイドリングを紛失・・・
これまた迷いもなくすぐに二本目のBM-T-858を購入した。
(この二本目は最初のロッドより随分と仕上げがよくなっていたのだ)
いずれ 部品などを購入して最初のBM-T-858を修復しようとしたのだが
そのうちキラクさんが店じまい(2010年頃?)、・・・そして今に至る。
さて、このロッドを手にした私といえば、近場での釣りに専念した。
なんたって、フライを始めて数年も経つと もっともっと数を釣りたくなったのだ。
そこで恵庭市内を流れるI川の上流、さらに源流 またR川などと足繁く通った。
I川の上流ではヤマベや子ニジ 源流ではオショロコマ・・・
R川ではニジマスを数多く釣り上げた。
(昔の「釣りノート」を見ると一日で50匹ほど釣ったことも・・・・)
時には、R川でニジ I川源流でオショロコマ、午後には支笏湖でチビアメを釣った後、
その日の夕方には千歳川(林東公園の裏?)でヤマベ釣り・・・なんてことも。
だがそんな日々も長く続かず、R川沿いでは(新)道道117号恵庭岳公園線の工事が始まり
I川の方の(旧)道道恵庭岳公園線は閉鎖・・・その後は二度と釣りをすることもなくなった。
その後はというとM川でのニジマスや沙流川水系のでのオショロコマだったろうか・・・
そしてフライロッドもまた新たに・・・・・・・
キラク(KIRAKU)、喜楽釣具株式会社、喜楽職人工房
「今、このキラクの商標はどうなっているのだろう・・・」
キラク(喜楽釣具株式会社)は老舗でありながら 味のあるフライロッドを制作していた。
テレスコピックのフライロッドやのちにバンブーロッドなども・・・・
(バンブーロッドなどはそれなりに定評があったらしい)
そのうち東京の浅草から埼玉県三条市へ移りその後 喜楽釣具株式会社(キラク)は廃業、
その後 新たに喜楽職人工房(キラク)として復活したらしい。
今となってはその経緯を知る由もないが・・・・・
だが2010年頃にはその喜楽職人工房(キラク)も店じまいしたようだ。
(あまりにも情報が少なく 詳しいことは分からないのでご勘弁を・・・・)
思えばこの頃からフライフィッシングの衰退が始まっていたようだが、
いまでも キラクのロッドが時折オークションなどに出品されているのは驚きだ。
Posted by mmc1282 at
18:23
│愛用フライロッドの履歴
2019年12月15日
愛用フライロッドの履歴 ① ハーディ ザ コンプリートアングラー(Hardy The Compleat Angler)他
今回からは「愛用フライロッドの履歴」と題して私の愛用フライロッドを紹介したい。
私の最初のフライロッドはハーディのザ コンプリートアングラー プレゼンテーションセット

「ハーディのザ コンプリートアングラー プレゼンテーションセット」

「ブラウントラウトの絵」 「カバーの裏面には金文字で・・・・」
ハーディのザ コンプリートアングラーには数種類のパッケージがあるようで
私のはカバーの真ん中にブラウントラウトの絵あり、カバーの裏面には金文字で
会社の歴史やこのセットの内容などが記してある。
どうやら 私のは「ザ コンプリートアングラー プレゼンテーションセット」と呼ぶらしい・・・・・

セット内容は・・・
ロッド ハーディ スマグラーデラックスの5番 8フィート2½インチ 7ピース
リール ハーディ ゴールデンプリンス#5/6 とスペアスプール
革製ロッドケース 同じく革製リールケース それとフライウォレット
他にはフライラインが2本付属。
当時の価格は定価で16万ほどと記憶しているのだが・・・・

「ゴールデンプリンスとスマグラーデラックスの5番(その上は7番)」
フライを始めた頃の私は革製のロッドケースに入れた7ピース5番のスマグラーと
このゴールデンプリンスを3~4年ほど愛用していた。
(一番上は時を同じくして購入したスマグラーデラックスの7番)
そもそも 私がフライフィッシングを始めるきっかけは 恵庭市内にある喫茶店。
(え?! 喫茶店の名前だって?)
(ん~・・・、リーダーの先に結ぶヤツと言えば理解していただけるだろうか)
で、その店内にはフライロッドやフライリール、フライ(毛針)などがガラスケースに収めてあり
喫茶店のマスターから「フライフィッシング」なんぞという釣りを知ることになる。
やがて 顔見知りとなった常連客数人とフライフィッシングを始める事となる・・・・・
その頃 話題になったロッドメーカーはマスターの所有するオービスや由緒あるハーディ、
そしてフェンウィック、さらには設立間もないセージだった。
これまた都合のいいことに、この喫茶店の常連さんの中には札幌市内にある某「アメリカ屋〇〇」
に勤めている方がいて 私は彼を通してハーディの「ザ コンプリートアングラー」
を購入することと相成ったのだ。
それにしても 初心者で16万(定価?)ものセット物を買うとは今更ながら自分でも驚いている。
(なんたって、その頃の 私の給料よりかなり高かったのだから・・・・・)

「ハーディのスマグラーデラックス 7番 9.5フィート 8ピース」
これは時を同じくして購入したスマグラーデラックスの7番 9.5フィート 8ピース。
ものはついでとばかり 購入してしまった・・・・・
ただこのロッド、グリップは短く長さも9.5フィートあって振りおもりのする代物(しろもの)だった。


「ムフフ・・ 英国製なのだ。」 (それがどうしたと言われればそれまでなのだが・・・・)
遠く過ぎ去りし日々・・・
私の机の中に 忘れかけていた遠く過ぎ去りし日々の思い出が・・・・・

「ここは空知川と記憶しているのだが・・・・・」
この頃はまだフィルム写真(アナログ写真)が全盛・・・・
デジカメなんぞと呼ばれるものは世に出ていなかった。
写真の裏には 90 6月 と走り書き・・・・

「ハーディ スマグラーを振り切ってもラインはまだまだ頭上に・・・・、極めてスローぎみ」
購入後数年は何処へ行くのもこのハーディが一緒。
もちろん ゴールデンプリンスをスマグラー(デラックス)の5番に取り付けて・・・・
フライフィッシングを始めた頃はよく友人と出かけたのだが、これはその頃の写真。
友人が撮ってくれたものだ。
ただ、その頃の私は大物を釣った記憶も無く それでも小さくとも釣れるのが嬉しかった。
そして この「スマグラーとゴールデンプリンス」との別れ・・・・
「スマグラーデラックスの5番 8フィート2½フィート 7ピース」

「スネークガイド真ん中あたりで破損」 「フェルールの割れ」
使い続けたこのスマグラーもロッドの破損やフェルール割れを生じあえなく引退。
ゴールデンプリンスはその後も時折使い続けたのだが・・・・・
「その後 ゴールデンプリンスもご臨終に・・・」
・・・・使い続けたゴールデンプリンスも再起不能で幕を閉じた。
こうしてスマグラーとゴールデンプリンスは終わりを告げたものの ロッドのアクションや
パックロッドという性能、あるいはリールの好みを私に影響を与えた。
その後は小さくとも数を釣りたくて 新たなるパックロッドとリールを手に源流へと向かう。
そしてまた 撮影のためにと取り出したロッドやリールは元のケースへと仕舞い
思い出を胸に抱きつつ 私のベットの下で暫しの眠りにつく・・・・・
Posted by mmc1282 at
21:59
│愛用フライロッドの履歴