2025年04月24日
愛しき山野草(2025)① アズマイチゲ、エゾイチゲ、キバナノアマナ他
4月も下旬となり 野山には色々な花が咲きだした・・・・
時には美しい花や可愛い花を 愛(め)でるのもいいだろう。
「コブシの蕾も少しだけ 成長したかな? って この写真では分からないか」
「今月末までにはコブシの花も咲くだろうか?」
今年は例年より10~14日ほど開花が遅れているようだ。
まあ、コブシに限らず アズマイチゲやイチリンソウなどもだが・・・・
・アズマイチゲ(東一華、学名:Anemone raddeana)
アズマイチゲはキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草で野山ではいち早く花を咲かせる。
花弁状の真っ白な萼片(がくへん)を持ち 枯草の間から すっと花茎をのばしては
野の一面に 我が春とばかりに咲き誇る。
「道路脇にはアズマイチゲが・・・・」
「一面に広がる満開のアズマイチゲ」
「今は葉も開き 今が春とばかりに咲き誇る」
「昔 洗剤のCMに輝く白さ・・なんてあったけど 今日のアズマイチゲも正にそれ!!」
「なんとも 眩しいほどの白・・・」
「アズマイチゲに交じってエゾエンゴサクが咲きだした」
「どうやら エゾエンゴサクも咲き始めたようだ」
んで、いつもの丸太小屋の所にも・・・・・
「この丸太小屋の周りにある雑木林には色々な植物が・・・・」
・キバナノアマナ(黄花の甘菜、学名:Gagea lutea)
キバナノアマナはユリ科キバナノアマナ属の多年草で 通り道の脇に数本が咲いていた。
「キバナノアマナは小さくて黄色い花を咲かせる」
「小さくて可愛い こんな黄色い花もいいかも・・・・」
「よく見るとユリの花に似ている・・・・って、ユリ科だったか」
「丸太小屋傍の雑木林にはエゾイチゲが・・・・」
・エゾイチゲ(蝦夷一華、学名:Anemone soyensis)
エゾイチゲはキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草で ヒメイチゲにも非常によく似ているのだが、
葉の広さ(ヒメイチゲは葉幅が狭い)から 私はエゾイチゲと判断した。
道内には 春先に咲くイチリンソウ属が多く、アズマイチゲ、イチリンソウ、ニリンソウ、
ヒメイチゲ、エゾイチゲなど、とてもよく似た形状をしている。
またそれらの多くは 花びら(花弁)状の萼片を持つことでも知られている。
「雑木林の中 風の来ない日当たりのいい所にはエゾイチゲが咲く・・・・」

「花の直径は1.5~2センチほどで 白くて小さな花を咲かせる」
「エゾイチゲはヒメイチゲより葉幅が広いらしいのだが・・・・・」
「エゾイチゲ・・・・、白くて小さな花、花びら(萼片)の裏側は少しだけピンク色」
「花びら(花弁)状の真っ白な萼片は5~8枚と色々・・・・」
・オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢、学名:Veronica persica)
オオバコ科クワガタソウ属の越年草で、青くてとても小さな花を咲かせる。
今は咲き始めたばかりで 最盛期には青い絨毯を広げたような群生を見かけるかもしれない。
(見れたらいいな・・・・)
「小さくて綺麗な 青い花・・・・、オオイヌノフグリが咲き始めた」
「オオイヌノフグリ・・・、いつかは青い絨毯のような群生を見れればいいのだが・・・・」
「オオイヌノフグリの傍で咲く小さな白い花はハコベかな・・・」
いつも思う。 オオイヌノフグリなどという可笑しな名を何とかできないものかと・・・・
食べられる山野草・・・エゾノリュウキンカ(ヤチブキ)
エゾノリュウキンカは、キンポウゲ科リュウキンカ属の多年草で水辺にて生育。
なんとこのエゾノリュウキンカもキンポウゲ科の植物(花の形状は似てるかも・・・)
道内ではヤチブキと称され、山菜の一種でもある。
「見に来るたびに 成長しているようだ」
「エゾノリュウキンカはまだ蕾・・・ 黄色い花が咲くのは5月の上旬かな・・・・」
おそらくエゾノリュウキンカが咲くのは5月上旬頃だろう。
黄色い花が咲く頃は愛(め)でてよし、食べてよし・・・・・だ。
さて、野に咲く花たちを紹介したので これからまた山菜採りに専念だ!!
Posted by mmc1282 at 19:17
│愛しき山野草