2025年05月31日
世界でたった一つのフライ - MCカディス、そのタイイング方法。
多くのフライフィッシャーが夢見るオリジナルドライフライ・・・・・
人より多くの魚を釣るために 幾多の知識と経験を得、
そこからオリジナルドライフライとして創意工夫を凝らす。
私にもオリジナルと自慢できるフライがある・・・・、それがMCカディスだ。
(ま、自称オリジナルドライフライなのだが・・・・)
今回は そんな私のオリジナルドライフライ「MCカディス」のタイイングを紹介しよう。
オリジナルドライフライ「MCカディス」のマテリアルとタイイングツール
「いつものパソコンデスクが臨時のタイイングデスクに・・・」
「昔から使っているタイイングツール」
「MCカディスを巻くためのマテリアル」
MCカディスを巻くために必要なマテリアルは ピーコックハール、ハックルケープ、
オレンジのカーフテール、フェザントテール、エアロドライウィング(タンまたは白)。
フックはマルト(MARUTO)のドライ用 ｄ31、10番サイズを使用
オリジナルドライフライ「MCカディス」のタイイング方法
「ハックルとボディ用のピーコックハールを取り付ける」
「ボディとなるピーコックハールを巻いた後にハックルを・・・」
ピーコックハールのボディ・・・・なんか昔から変わらずに使い続けている。
なんたって簡単だし、これにエルクヘアを取り付ければエルクヘアカディスの完成なのだが・・・・
「アンダーウィングのエアロドライウィングを取り付ける」
「オーバーウィングにはオレンジのカーフテール」
オーバーウィングに使用するオレンジのカーフテールには二つの役目がある。
一つは視認性、もう一つはエアロドライウィングの広がりを抑えることだ。
「ニンフのウィングケースのよう使うために フェザントテールを取り付ける」
「両側にハックルを取り付ける」
「右側のハックルは反時計回りに巻いて・・・・」
「同一方向へ巻いたハックルは水面に浮かべた時 必ず傾く・・・」
「そんなわけで 残りのもう一本は時計回りに巻く」
「フェザントテールはニンフのウィングケースのように使用」
「ハックルを左右に分けてフェザントテールを固定」
「ハーフヒッチを3回行った後 ヘッドセメントを垂らして スレッドを切る」
「ハックルの下部とウィングをカットすればMCカディスの完成だ！！」
そんなわけで 今回は10番のMCカディスを50本ほどタイイング。
50本もあればいつでもどこでも好きなところに何度でも釣りにけるぞ！！
「これだけあれば今年一年は楽勝・・・・」
「一マスに10番のMCカディスが10本・・・、ちょっと詰めすぎかな？」
「10番と14番のフックに巻いたMCカディス」
10番のMCカディスは万能、いつでもどこでもこればっかし・・・
って これしかない。つまり ワンバターンなのだ。
(ぶっちゃけ 私にとって「世界でたった一つ(たった一種類)のフライ」なのだ！！)
14番のMCカディスは源流のオショロコマ用・・・・、それでもオショロコマには大きいみたい。
MCカディス誕生 秘話
私のオリジナルドライフライ MCカディスの誕生には 昔巻いた２種類のフライがかかわっている。
「20年ほど前に巻いた私のフライ・・・・」
20年ほど前に巻いた私のフライ。
タイイングのサンプルとして、今でも私のもとにある・・・・
「20年ほど前に巻いたニンフ、一応オリジナルのつもりだ・・・」
昔 私が巻いたニンフ・・・
レッグにはハックルを二本使用し ボディはオーストリッチだったかな・・・・
当然ながら 片方は右巻きもう片方は左巻き・・・ハックルの下部はカットしてある
まあ ヒラタガゲロウのニンフ(幼虫)に似せて平べったくなるように巻いたものだ
「これも20年ほど前に巻いたドライフライ・・・、今ではよくあるタイプ(パターン)」
アンダーウィングはフロートビズかな、それともハイビズだったかな？
この頃から視認性とシンセティックマテリアルの広がりを抑えるためのカーフテールを使用
「昔巻いたドライフライとニンフ・・・」
この二つのフライの良いとこ取り・・・、それとも合体？
「んで 15年ほど前に完成したのがMCカディスだ！！」
オリジナルドライフライと謳(うた)っている割には 既成のテクニック(技法)の組み合わせだ。
まあ そういう発想ができて 人より早く紹介すれば 先に言ったもん勝ちということで・・・・
釣り支度は準備万端・・・、これでいつでも渚滑川へ釣りに行けるぞ！！
不足していた3Xのリーダーや3Xのティペットを三日前に購入・・・・
そして フライボックスにはMCカディスがいっぱい！！
「釣り支度は準備完了 いつでも釣りに行けるぞ！！」
肝心な渚滑川の状況は・・・・
「鎮橋から見る渚滑川上流」
「大雄橋から見る渚滑川上流」
「大滝橋から見る渚滑川上流」
渚滑川の水はずいぶんと綺麗になった。ちょっとだけ濁りはあるが・・・・・
水量の方はかなり多め・・・・、ってこの時期はこんなもんかな。
ルアーならいいが ヒップウェーダーを履く私には川の中へと行けず 厳しいい・・・・
こりゃ もう少しだけ、あとほんの少しだけ 様子見だな・・・
Posted by mmc1282 at 16:07
│世界でたった一つのフライ
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