アウトドア包丁(クリーバー、ブッチャー、ペティナイフ)を野外で使おうとした場合、
既成のソフトケース(合成皮革)では転んだ時や包丁の出し入れの際 ケガをすることもある・・・
そうならないために DCM(ホーマック)で売っている安い木材で鞘(ケース)を作ってみた。
先週に何とか作り終え 山ん中で写真を撮って来たので チョッと自慢紹介しようと思う。
「この木鞘(ケース)、なんとか様になってるでしょ」
私にとってアウトドア包丁とは ナイフや鉈としても使える包丁で、時にはブッシュナイフとしても
使用できる物だ。ならばこそ ナイフや鉈のようにハードなケース(鞘)が必要なのだ。
「もちろん木鞘(ケース)にはベルトループなども付けてある」
「木鞘(ケース)は本体のブレードの形状に合わせて作成」
これで 腰にぶら下げて野山を闊歩し、必要な時に包丁(ナイフ)を取り出すことができる。
ん~、やっぱりこれにもベルトハンガー取り付けようかな・・・・・、簡単に着脱できるし・・・・
「ウォールナット製自作ハンドルもかっこいいでしょ!!」
「クリーバーナイフとブッチャーナイフにはフィンガーグルーブも・・・・」
以前紹介したように ハンドル(柄)はウォールナットで自作したものだ。
クリーバーナイフとブッチャーナイフにおいては タングを少しばかり削り、
フルタングに近いハーフタングとしてウォールナットのハンドル(柄)を取り付けた。
やはり アウトドアでハードな使い方をするならフルタングでなければならないのだ・・・
一般的な包丁においては タングのことを中子(なかご)と称し、
本通し(フルタング)、 背通し(ハーフタング) 、差し込み・焼き込み(ブラインドタング)、と
色々な中子の形状がある。 (やはり野外で包丁を使うにしても本通しが最適だろう)
「フィンガーグルーブとは指の溝のこと、時にはフィンガーチャンネルと呼ばれることも・・・」
私のは フィンガーグルーブとは言え 人差し指の部分だけ・・・・
これは振り回してもスッポ抜けしないよう しっかり指を掛けれるように作ってある。
まあ 言うなれば サブヒルトのようなものだ。
こうすることで思う存分振り回すこともでき 鉈やマチェットような使用もできるのだ。
「私のアウトドア包丁たち クリーバーナイフ、ブッチャーナイフ、ペティナイフ」
◎ クリーバーナイフ (元はHIROSHI高炭素ステンレス鉈、中古品を3200円で購入)
全長約33cm、刃渡り19.6cm、刃厚5.0mm、 重さは566gほど、
鋼材は5Cr15Movステンレス鋼を使用。
本来はクリーバーナイフと言う包丁だが フィンガーグルーブに指を掛けることができるので
鉈として使用することも可能だ。
ちょっと使用した感じでは ブレードが長すぎるような・・・、そんな気も。
「クリーバーナイフと木鞘(ケース)」
「本来はクリーバーナイフという包丁だが 鉈としての使用も可能だ!」
◎ ブッチャーナイフ (元はUtakiのボーニングナイフ、3200円で購入)
全長30cm、刃厚3mm、重さは372gで鋼材はCr15Movステンレス鋼だ。
刃厚は3mmほどあるが 中華包丁や菜切包丁としての使用はもちろん、
フィンガーグルーブがあるのでブッシュナイフ(マチェット)として 藪こぎでの使用も可能だ。
ま、メインは包丁なのだが・・・・・
「ブッチャーナイフと木鞘(ケース)」
「ブッチャーナイフは包丁としての使用がメイン、時にはブッシュナイフとして使うかも・・・」
◎ ペティナイフ (元はVGTEN ナイフ、 2099円で購入)
全長210mm、刃長105mm、刃厚4mm、重さ217g、 鋼材は5Cr15Movステンレス鋼。
この小さな包丁は刃厚が4mmと厚め、 形状デザインはまさしく秀逸なペティナイフ。
とは言え 似たような物にG・サカイのサビナイフなどがあるのだが・・・・
で、このデザイン形状はアウトドアナイフとしてもかなり優秀だ。
「ペティナイフの木鞘(ケース)」
「やっぱ、このペティナイフって かっこいい!!」
「アウトドアでも活躍しそう・・・・」
◎ 木鞘(ケース)の作成 (参考までに・・・)
「鞘の材料はDCM(ホーマック)で購入」
「エゾ松やヒノキを使用」
「こんな感じで 出来上がり」
「木鞘(ケース)の形状はブレードの形に合わせて・・・・」
「ベルトループ用の材料と金具、工具など」
「ベルトループの取付完了」
「ベルトループの固定には木ネジと接着剤を使用」
「木鞘(ケース)の塗装は オイルステインを使用」
「これで出来上がり」