愛用フライロッドの履歴 ① ハーディ ザ コンプリートアングラー(Hardy The Compleat Angler)他

mmc1282

2019年12月15日 21:59

 今回からは「愛用フライロッドの履歴」と題して私の愛用フライロッドを紹介したい。

 私の最初のフライロッドはハーディのザ コンプリートアングラー プレゼンテーションセット

             「ハーディのザ コンプリートアングラー プレゼンテーションセット

             「ブラウントラウトの絵」                        「カバーの裏面には金文字で・・・・」

 ハーディのザ コンプリートアングラーには数種類のパッケージがあるようで

 私のはカバーの真ん中にブラウントラウトの絵あり、カバーの裏面には金文字で

 会社の歴史やこのセットの内容などが記してある。

 どうやら 私のは「ザ コンプリートアングラー プレゼンテーションセット」と呼ぶらしい・・・・・


 セット内容は・・・

 ロッド ハーディ スマグラーデラックスの5番 8フィート2½インチ 7ピース

 リール ハーディ ゴールデンプリンス#5/6 とスペアスプール

 革製ロッドケース 同じく革製リールケース それとフライウォレット

 他にはフライラインが2本付属。

 当時の価格は定価で16万ほどと記憶しているのだが・・・・

            「ゴールデンプリンスとスマグラーデラックスの5番(その上は7番)」

 フライを始めた頃の私は革製のロッドケースに入れた7ピース5番のスマグラーと

 このゴールデンプリンスを3~4年ほど愛用していた。

 (一番上は時を同じくして購入したスマグラーデラックスの7番)


 そもそも 私がフライフィッシングを始めるきっかけは 恵庭市内にある喫茶店。

 (え?! 喫茶店の名前だって?)

 (ん~・・・、リーダーの先に結ぶヤツと言えば理解していただけるだろうか)

 で、その店内にはフライロッドやフライリール、フライ(毛針)などがガラスケースに収めてあり

 喫茶店のマスターから「フライフィッシング」なんぞという釣りを知ることになる。

 やがて 顔見知りとなった常連客数人とフライフィッシングを始める事となる・・・・・

 その頃 話題になったロッドメーカーはマスターの所有するオービスや由緒あるハーディ、

 そしてフェンウィック、さらには設立間もないセージだった。

 これまた都合のいいことに、この喫茶店の常連さんの中には札幌市内にある某「アメリカ屋〇〇」

 勤めている方がいて 私は彼を通してハーディの「ザ コンプリートアングラー」

 を購入することと相成ったのだ。

 それにしても 初心者で16万(定価?)ものセット物を買うとは今更ながら自分でも驚いている。

 (なんたって、その頃の 私の給料よりかなり高かったのだから・・・・・)

                  「ハーディのスマグラーデラックス 7番 9.5フィート 8ピース」

 これは時を同じくして購入したスマグラーデラックスの7番 9.5フィート 8ピース。

 ものはついでとばかり 購入してしまった・・・・・

 ただこのロッド、グリップは短く長さも9.5フィートあって振りおもりのする代物(しろもの)だった。


     「ムフフ・・ 英国製なのだ。」 (それがどうしたと言われればそれまでなのだが・・・・)


 遠く過ぎ去りし日々・・・

 私の机の中に 忘れかけていた遠く過ぎ去りし日々の思い出が・・・・・

                         「ここは空知川と記憶しているのだが・・・・・」

 この頃はまだフィルム写真(アナログ写真)が全盛・・・・

 デジカメなんぞと呼ばれるものは世に出ていなかった。

 写真の裏には 90 6月 と走り書き・・・・

   「ハーディ スマグラーを振り切ってもラインはまだまだ頭上に・・・・、極めてスローぎみ」

 購入後数年は何処へ行くのもこのハーディが一緒。

 もちろん ゴールデンプリンスをスマグラー(デラックス)の5番に取り付けて・・・・

 フライフィッシングを始めた頃はよく友人と出かけたのだが、これはその頃の写真。

 友人が撮ってくれたものだ。

 ただ、その頃の私は大物を釣った記憶も無く それでも小さくとも釣れるのが嬉しかった。


 そして この「スマグラーとゴールデンプリンス」との別れ・・・・

               「スマグラーデラックスの5番 8フィート2½フィート 7ピース」

 
    「スネークガイド真ん中あたりで破損」                      「フェルールの割れ」

 使い続けたこのスマグラーもロッドの破損やフェルール割れを生じあえなく引退。

 ゴールデンプリンスはその後も時折使い続けたのだが・・・・・

                          「その後 ゴールデンプリンスもご臨終に・・・」

 ・・・・使い続けたゴールデンプリンスも再起不能で幕を閉じた。

 こうしてスマグラーとゴールデンプリンスは終わりを告げたものの ロッドのアクションや

 パックロッドという性能、あるいはリールの好みを私に影響を与えた。


 その後は小さくとも数を釣りたくて 新たなるパックロッドとリールを手に源流へと向かう。


 そしてまた 撮影のためにと取り出したロッドやリールは元のケースへと仕舞い

 思い出を胸に抱きつつ 私のベットの下で暫しの眠りにつく・・・・・




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