時にはルアーで・・・、2021年カラフトマス ルアータックル考(ロッド、スプーンなど)

mmc1282

2021年07月30日 17:11

8月になるとカラフトマスの遡上も徐々に多くなり お盆頃からピークを迎える。

私といえばカラフトマス用ルアーを購入したり 古いルアーロッドを引っ張り出したりと

その準備に余念が無い。

で今回、これからカラフトマスをルアーで釣りたいと考えている人のために、

私のタックル(ロッドやリール、スプーン)など紹介しようと思う。


カラフトマス用ルアーロッドについて

カラフトマス用であればロッドの長さは6~8フィートが最適。

(8フィート以上の長さになると取り回しが悪く非常に扱いづらいのでおすすめしない)

6~7フィートのロッドならば硬め(ミディアムライトML~ミディアムM)の

バスロッドがいいだろう。(私はこちらをおすすめする)

8フィートならばシーバス用が適している。

私のカラフトマス用ルアーロッド

・NEW FOREST(ニューフォレスト) ソルトスプラッシュ802

            「NEW FOREST ソルトスプラッシュ802 は8フィートのシーバス用ロッド」

                        「NEW FOREST ソルトスプラッシュ802 の仕様」

ソルトスプラッシュ802はシーバス用ロッドでルアーWTは14~60g、ラインWTは12~30lb、

カーボン含有率は98%とかなり硬め。

その硬さ故(ゆえ)、8フィートながらキャスティングは重く感じる。

        「リアグリップを切り詰めたのでバットセクションとティップセクションの長さが違う」

リアグリップは8センチほど切り詰めたため実際には2.35メートルだ。

(多少短くなったとはいえ 何度もキャストを繰り返すのは とっても辛い・・・・)

・BRAHMS(ブラームス)AVIATOR(アビエーター)BS602ML

  「BRAHMS AVIATOR(アビエーター)BS602ML(6フィート ミディアムライトのバスロッド)」

                   「BRAHMS AVIATOR(アビエーター)BS602MLの仕様」

ルアーウェイトは1/8~1/2oz、ラインウェイトの記入は無く、カーボン含有率は87%。

(参考 ‐ 1オンスは28.3495g、 1/8oz=3.5g  1/4og=7g 1/2oz=14g  3/4oz=21g)

これも古いロッドだ。たしか札幌のアメリカ漁具で購入した記憶がある。

購入時の価格は1280円だったかな?

とりあえず 今シーズンは6フィートのこのバスロッドで・・・、と考えている。


カラフトマス用スピニングリール

使用するラインの長さや号数(太さ)を考慮し2500~4000クラスがいいだろう。

私のリールは シマノ(SHIMANO) NAVi XT-R 4000

        「シマノ(SHIMANO) NAVi XT-R 4000、XT-RのRはリアドラグのことだ!!」

           「リヤドラグはファイト中でも瞬時に調整が可能なので非常に便利だ!!」

三十数年ほど前、海アメやカラフトマスを釣るために購入したリヤドラグのスピニングリール。

リヤドラグの利点はファイト中でも瞬時に調整が可能なことと、

スプールがワンタッチで交換できることだ。

(ま、そんなわけで替えスプールも二個ほど持っているのだが)

私がルアーを始めた頃(三十数年前)、ルアー用スピニングリールといえばリアドラグが

主流だったのだが、今ではすっかり姿を消し、現在使用している人もほとんどいない。


カラフトマス用ライン

PEラインの1.0~1.5号で長さは150~200mがおススメ。

                             「シマノ PITBULL4 2号 38.7lb 200m」

私が使うのはシマノPL-M64R PITBULL(ピットブル)4、PEラインの2号で 最大強力は38.7lb。

カラフトマスにはオーバースペックだがアキアジ(シロザケ)も、と考えれば妥当であろう。

(替えスプールがあるのだからPEラインの1.5号も購入しておけばよかったのだが・・・・)


カラフトマス用ルアー(スプーン)

スプーンサイズ(長さ)は40mm~65mm、重さは7g~13gが最適。

(正直、13グラム以上の重いルアーは必要なし、ついでに65mmより大きいルアーも却下)

色はピンク系、赤(オレンジ)系、青系、そのほかそれらの複合もいいだろう。

        「今月 ナチュラムで購入したダイワのクルセイダーS、青系をメインに揃えた」

私の好みは青系のクルセイダーだが 絶対釣れるという訳ではない。

まぁ、釣れる気がする・・・、そんな程度なのだ。

なお、13gは55mmで10gは62mmと、軽い方(10g)が7mmほど大きい。

                       「ダイワ クルセイダー アワビヤマメ 13g(55mm)」

                「ダイワ クルセイダー SBLゼブラ、13g(55mm)と10g(62mm)」

                 「ダイワ クルセイダー W-SBL、13g(55mm)と10g(62mm)」

今回ナチュラムで購入したクルセイダーのSBLゼブラ、W-SBL、ともに350円、

クルセイダー ヤマメアワビは500円と安くなっていた。

それにしてもクルセイダーも随分と変わったものだ。

愛用していた昔の色(カラー)は既になく、フックもシングルフックになってしまった。

で、やっぱり カラフトマスを釣るならトリプルフックに交換しなくては・・・・

     「購入したクルセイダーのフックはオーナーばりのST-36BC(トリプルフック)に交換」

                        「昔のクルセイダー(13gと7g)とタスマニアンデビル」

    「去年活躍したクルセイダー BL(13g)はボロボロで 残っているのはこの一個のみ・・・」

                  「コーモランのタスマニアンデビル、おススメはピンクだ!!」

昔は誰もが使っていたタスマニアンデビル。カラフトマス釣りには欠かせなかったのだが・・・・


準備完了!!今シーズンのカラフトマスルアータックル。

新しく揃えたのはダイワのクルセイダーとPEライン(2号)のみ、

ロッドやリール、小物などは昔の物ばかりだ。

                「カラフトマスのルアータックルは準備万端、いつでも出撃できる」

ロッドはBRAHMS AVIATOR(アビエーター)BS602ML 6フィートのバスロッドで

リールはシマノ(SHIMANO) NAVi XT-R 4000、ラインはPEの2号だ。

スプーンは今回購入したクルセイダーSの青系13g(55mm)と10g(62mm)がメイン。


・カラフトマスの釣り方

基本的にはサイトフィッシング。カラフトマスを見つけ その回遊先にルアーをキャスト。

(魚数の多い群れでは海面まで姿を現すので、遠目でも確認することができる)

回遊層は表層で 海面下30~100センチを目安にスローリトリーブに徹するのがいいだろう。

(ルアーは重すぎず大きすぎず7~13グラムの物をゆっくりとリトリーブ・・・・)

以前から河口付近を回遊している群れはなかなかヒットしないが、

新参者のカラフトマスの群れはヒットする確率がかなり高い。

だがそれも一時で すぐにスレて釣れなくなってしまう。

そんな場合はルアーの色を変えたり サイズを小さくするのも一つの手だ。

釣れる時間帯は日の出から午前9時頃までと、午後は3時頃から日没まで・・・・

日中も釣れなくはないが 少々厳しいかもしれない。

カラフトマス釣り場として一番人気があるのは知床半島(斜里側、ウトロ側)で、

次にオホーツク海方面。 一般的には規制の無い小河川の河口が狙い目だ。

(極端な話、淡水に集まるようなので とても小さな川の流れ込みでも釣れる可能性がある)


・カラフトマスについて

体長は40~60cmで重さは1.5~2.5kgほど、鮭の仲間としては小型な部類で、

北海道(オホーツク海)での遡上は7月下旬頃から始まり10月まで続く。

遡上のピークは8月中旬(お盆の頃)から9月上旬で この頃が海でのベストシーズンとなる。

産卵は9~10月、川の中・下流域で行われ、ふ化した稚魚は4~5月に降海する。

降海後、ほとんどが2年で成熟して回帰。偶数年と奇数年との集団間で交配することはない。

そのため 偶数年と奇数年で変動を示すことが知られている。

例として、遡上時期においては1ヶ月もの違いがあり、西暦の偶数年では早く奇数年では遅い。

また漁獲量においても偶数年では少なく、奇数年は多いという結果がでている。

(・・・となると今年、2021年の遡上は1ヶ月ほど遅れるものの 遡上数は多いということか?)

なおカラフトマスの母川回帰性は弱く、母川回帰は60%程度とされている。

ではその他残り40%はというとその他の川へ遡上するようだ。

ま、おかげで規制の無い小さな川の河口でも 釣りが出来るのだが・・・・・


・紋別市内のカラフトマス釣り場とその現状報告

28日に市内のカラフトマス釣り場を見てきた・・・・

藻別川の河口は砂で閉ざされ、川の水は防波堤真下の割れ目(裂け目)を通って

防波堤の反対側へと流失している。

目を凝らして魚影を探したが、残念ながらカラフトマスはいなかった。

(やっぱり、今年は遅れるのかな?)

                「紋別市内にある防波堤、右は藻別川(河口は砂で閉ざされたまま)」

           「藻別川の水は防波堤真下の割れ目(裂け目)を通って左の海岸へと流失」

                                     「今年はここがメインかな?」

                          「防波堤の先端からの眺め・・・、左は藻別川」

ここ以外では紋別第3防波堤やコムケ湖河口、その他近辺の小河川などがある。




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